ペロン(María Eva Duarte de Perón (Evita))(読み)ぺろん(英語表記)María Eva Duarte de Perón (Evita)

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ペロン(María Eva Duarte de Perón (Evita))
ぺろん
María Eva Duarte de Perón (Evita)
(1919―1952)

アルゼンチンの政治家。フアン・ドミンゴ・ペロンの二番目の妻。私生児として生まれ、女優となり、1944年ペロンと知り合い同棲(どうせい)。ペロンの権力掌握を支援した。労働政策と福祉活動によって労働者の圧倒的支持を獲得し、女性参政権運動と「婦人ペロニスタ党」の結成により、女性を政治動員した。家庭中心の保守的女性観をもっていたが、夫婦共有財産制や家事労働への支払い制度を提唱。33歳で癌(がん)のため死去。その波瀾(はらん)に富んだ生涯はミュージカル『エビータ』に再現されている。

[乗 浩子]

『J・バーンズ著、牛島信明訳『エバ・ペロン 美しき野心』(1982・新潮社)』『W・A・ハービンソン著、正田宗一郎訳『エビータ!――その華麗なる生涯 彗星のごとく現われ、去っていった民衆の友“天使エビータ”の秘密』(1994・ダイナミックセラーズ出版)』『M・サンチェス著、青木日出夫訳『エビータ――写真が語るその生涯』(1997・あすなろ書房)』『N・フレイザー他著、阿尾正子訳『聖女伝説 エビータ』(1997・原書房)』

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