ホジューフ(読み)ほじゅーふ(英語表記)Chorzów

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホジューフ」の意味・わかりやすい解説

ホジューフ
ほじゅーふ
Chorzów

ポーランド南部、シロンスク県の都市。シロンスク(シュレージエン工業地帯の重工業都市群の一つ。人口12万0450(2000)。1934年までクルレフスカ・フタKrólewska Hutaといわれた。県都カトビーツェを中心とする石炭亜鉛・鉄鉱業地帯にあって、14世紀にはすでに鉱山町として知られ、18世紀にはこの地域の主要な都市の一つとなった。1802年に製鉄所が建設され、71年には大ストライキが行われるなど、労働運動の一中心地となった。炭鉱、製鉄所が多く、コークス石炭化学、重機械工業が発達するが、工業過集積による環境問題のため、1970年代以降人口が停滞している。

山本 茂]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android