ホセ カルボ・ソテロ(英語表記)José Calvo Sotelo

20世紀西洋人名事典 「ホセ カルボ・ソテロ」の解説

ホセ カルボ・ソテロ
José Calvo Sotelo


1893 - 1936
スペイン財政家,政治家。
元・蔵相
プリモ・デ・リベラ将軍の独裁政権時代の蔵相となり、農民・労働者の保護政策を主張したため、地主資本家から反発を受けた。1931年に第2共和国成立により国を追われ、フランスから王政復古運動を指導した。’34年に大赦を受けて帰国後、右翼諸党統合運動の中心となった。’36年2月にクーデターによる政府打倒を図って軍部に接近したため、左翼勢力ににらまれ、同年6月13日深夜に政治警察官に連行されマドリード郊外で殺害された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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