日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ホフマン(Hans Hofman)ほふまんHans Hofman(1880―1966) ドイツ出身のアメリカの画家。バイエルン州ワイセンブルクに生まれる。ミュンヘンで美術を学んだのち、パリに出てマチスに師事した。帰国後ミュンヘンで美術学校を創立するが、1930年アメリカに移住し、カリフォルニア大学などで教鞭(きょうべん)をとり、ニューヨークでふたたび美術学校を創設して多くの後進を育てた。幾何学的構成による抽象絵画を描いたが、のちに抽象表現主義の影響から激しい筆触を生かした作風に転じた。ニューヨークで没。[石崎浩一郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例