ホフマン(Johann Joseph Hoffmann)(読み)ほふまん(英語表記)Johann Joseph Hoffmann

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ホフマン(Johann Joseph Hoffmann)
ほふまん
Johann Joseph Hoffmann
(1805―1878)

ドイツの日本学者、中国学者。2月16日ウュルツブルクに生まれる。劇場歌手となったが、1830年にシーボルトに出会い、以後41歳までその助手として『記録・ニッポン』の編纂(へんさん)を助ける。1846年オランダ植民省翻訳局に勤め、1855年ライデン大学の日本学講座初代正教授となる。本格的日本語文法書『日本文典』の英語版・オランダ語初版を1867~1868年に出版(1876年に英語再版、1877年にドイツ語版)。日本語辞書も手がけるが、未完のまま1878年1月19日ライデンで没。

古田 啓 2018年8月21日]

『『ヨハン・ヨゼフ・ホフマン』(『幸田成友著作集4』所収・1972・中央公論社)』『フランツ・バビンガー著、古田啓訳「ホフマン伝」(『日本語学』1986年6~8月号所収・明治書院)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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