ホプキンス

精選版 日本国語大辞典 「ホプキンス」の意味・読み・例文・類語

ホプキンス

(Sir Frederick Gowland Hopkins サー=フレデリック=ガウランド━) イギリスの生化学者。四大栄養素以外の微量栄養素存在予知、ビタミン研究への道を開拓した。一九二九年ノーベル生理学・医学賞受賞。(一八六一‐一九四七

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化学辞典 第2版 「ホプキンス」の解説

ホプキンス
ホプキンス
Hopkins, Frederick Gowland

イギリスの生化学者.正規の大学教育は受けずに化学分析会社で働くかたわら,ロンドン大学の学外生として化学を学ぶ.1883年ロンドンのガイ病院勤務,1888年同病院医学校に学び,医学を修めた.1898年ケンブリッジ大学講師,1914年同大学に新設された生化学教室の初代教授となる.1930~1935年ロイヤル・ソサエティ会長を務める.おもな業績として,1901年トリプトファンの発見,1907年W.M. Fletcherと共同で筋収縮における乳酸発生の測定,1929年グルタチオンの発見など.またラットを用いた実験で,成長には三大栄養素だけではなく,牛乳に含まれる微量の成長促進因子(ビタミン)が必要であることを示した.この業績により,1929年,C. Eijkman(エイクマン)とともにノーベル生理学・医学賞を受賞.後進の指導にもすぐれ,A.von Szent-Gyorgri(セント-ジェルジ),H.A. Krebs(クレブス),E.B. Chain(ペニシリンの研究で1945年の生理学・医学賞を受賞),A.J.P. Martin(マーチン),R.L.M. Synge(シング),F. Sanger(サンガー)らを輩出した.

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百科事典マイペディア 「ホプキンス」の意味・わかりやすい解説

ホプキンス

米国ブルース歌手,ギター奏者。本名はサム・ホプキンスSam Hopkins。ブラインド・レモン・ジェファーソンBlind Lemon Jefferson〔1897-1929〕に影響を受けたカントリー・ブルースの巨匠。ブルースを弾き語りながら,樽の蓋をかかとで打ち付けリズムを取る〈タップ・ダンス・ブギ〉という独特な奏法を編みだした。1949年に初めての録音を行って以来,400曲以上のレコードを吹き込んで,伝統的なブルースのスタイルを伝えている。

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367日誕生日大事典 「ホプキンス」の解説

ホプキンス

生年月日:1854年3月20日
イギリスの外交官,東洋学者
1952年没

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