日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ホプキンズ(Harry Lloyd Hopkins)
ほぷきんず
Harry Lloyd Hopkins
(1890―1946)
アメリカの政治家。8月17日ミズーリ州スーシティ生まれ。グリンネル大学卒業。児童福祉委員会や貧困状態改善協会など社会福祉事業で活躍。F・D・ルーズベルト政権の下で連邦緊急救済局、民間事業局、雇用促進局の長官を歴任、ニューディールの失業救済政策を担当した。のち商務長官を経て、第二次世界大戦期にルーズベルトの側近として対外政策面で活動、武器貸与政策を推進し、また当時のソ連との協力関係を重視した。1946年1月29日没。
[新川健三郎]
『シャーウッド著、村上光彦訳『ルーズヴェルトとホプキンズ』(1957・みすず書房)』