ホワイト(Leonard Dupee White)(読み)ほわいと(英語表記)Leonard Dupee White

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ホワイト(Leonard Dupee White)
ほわいと
Leonard Dupee White
(1891―1958)

アメリカの行政学者。1920年から1956年までシカゴ大学奉職、政治学におけるシカゴ学派の重要な一員。アメリカ政治学会、アメリカ行政学会の会長歴任。その教科書『行政学入門』Introduction to the Study of Public Administration(1926、1939、1948、1954)は、アメリカにおける最初の行政学の体系的著述であり、いわゆる管理学的行政学の基調を設定したものとしてアメリカ内外学界に大きな影響を与えた。そのほかにも内外の人事行政および公務員制度の研究、四部作からなるアメリカ行政史の研究(『フェデラリスツ』(1948)、『ジェファソニアンズ』(1951)、『ジャクソニアンズ』(1954)、『リパブリカン・エラ』(1958))も行っており、1959年にピュリッツァー賞を受けた。

田口富久治

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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