日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ホール(Gus Hall)ほーるGus Hall(1910―2000) アメリカの政治家。フィンランド移民の子として貧困のうちに育ち、アメリカ共産党創立メンバーであった両親の影響を受け17歳で青年共産同盟に入った。1931~1933年モスクワで学び、帰国後、共産党全国委員となる。1937年の鉄鋼ストに活躍し、第二次世界大戦に従軍したのち、1950年に党中央書記、1959年に書記長となる。第二次世界大戦後、共産党が初めて大統領選立候補を認められた1972年以降1984年まで、党代表として出馬し主張を訴えた。著書多数。[長沼秀世] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例