ボウ・おろか・みだれる(漢字)

普及版 字通 の解説


19画

(異体字)
17画

[字音] ボウ
[字訓] おろか・みだれる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(ぼう)。乱の意があり、の初文とみてよい。〔説文〕十下字形(夢)に従う形に作り「らかならざるなり」とし、字条四上に「目らかならざるなり」とあるのと同義。麻薬は古くは薬といい、六朝の文人にすでにこれを常習するものがあった。

[訓義]
1. おろか、くらい。
2. みだれる、まどう。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 久良之(くらし) 〔名義抄 クラシ・ハヅ 〔字鏡集〕 ココロマドヒ・ニクム・ハヅ・クラシ/ クラシ・ハヅ・マドフ

[語系]
)mng、miungは声近く、みな夢魔にくるしむような状態をいう。mong、mu乱の状態をいい、一系の語。

[熟語]

[下接語]
・昏

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android