ボルマンの分類(読み)ボルマンのぶんるい(英語表記)Borrmann's classification

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボルマンの分類」の意味・わかりやすい解説

ボルマンの分類
ボルマンのぶんるい
Borrmann's classification

1901年に R.ボルマンが提唱した胃癌の肉眼的分類法。 (1) 孤立限局性で乳頭腫状,(2) 厚い壁状の辺縁をもち限局性で中心部潰瘍のあるもの,(3) 一部限局性,一部浸潤性を示すもの,(4) 浸潤性のもの,の4型。このうち (3) 型が最も多く,特に幽門に多い。 (4) 型がこれに次ぐ。 (1) から (4) に向うほど悪性で,手術に際しても切除範囲を広くする必要がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android