人至って賢ければ友なし(読み)ヒトイタッテカシコケレバトモナシ

デジタル大辞泉 「人至って賢ければ友なし」の意味・読み・例文・類語

ひといたってかしこければともなし

《「孔子家語」入官から》あまり賢明であると、他人から敬遠されて孤立してしまう。水清ければうおまず。
[類語]水清ければ魚棲まず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「人至って賢ければ友なし」の意味・読み・例文・類語

ひと【人】 至(いた)って=賢(かしこ)ければ[=善(ぜん)なれば内(うち)に]友(とも)なし

(「孔子家語‐入官」の「水至清則無魚、人至察則無徒」から) あまり賢明であると、他人から敬遠される。水清ければ魚棲まず。
曾我物語(南北朝頃)一「人いたってせんなれば、うちにともなし」

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