日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ボーマン(Isaiah Bowman)
ぼーまん
Isaiah Bowman
(1878―1950)
アメリカの地理学者。ハーバード大学で地形学者デービスに師事したのち、エール大学に移り、アンデスやペルーの地理学的調査に従事し多くの報告書を著した。なかでも1924年にアメリカ地理学会より刊行された『アタカマ砂漠踏査記』Desert Trails of Atacamaが代表作である。1913年にはアメリカ地理学会会長に選ばれ、同学会のラテンアメリカ100万分の1万国図を完成させた。1933年にはジョンズ・ホプキンズ大学の学長となったが、地理学者以外にも行政官として、第一次世界大戦後のパリ講和会議に、アメリカ合衆国代表委員として出席している。
[織田武雄]
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