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ポスト・ケインジアン post Keynesian

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世界大百科事典 第2版の解説

ポスト・ケインジアン【post Keynesian】

現代経済学に占める一学派であるが,第2次大戦後より長らく広義に使われてきており,J.M.ケインズの《雇用・利子および貨幣の一般理論(一般理論)》に基づいて,その短期の有効需要理論を長期動態分析にまで拡張しようとしてマクロ的動学理論に取り組んだ経済学者たちを総称するものであった。彼らによって1950年代から60年代において循環的成長モデルや技術進歩分析など長期経済発展の議論に彫琢(ちようたく)をみたのであるが,戦後,欧米の資本主義諸国が順調な経済成長を遂げるにつれ,その経済像は新古典派総合といわれる市場機構についての理解に立脚するものが優勢となっていった。

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世界大百科事典内のポスト・ケインジアンの言及

【新古典派経済学】より

…またソローRobert Merton Solow(1924‐ )は,価格機構に導かれて生産における要素間の代替がスムーズに起こり,さらに貯蓄と投資の均等ももたらされるとする新古典派経済成長モデルを提示し,経済が自然的成長率経路へ安定的に収束する姿を描いてみせた(新古典派的成長理論)。 これに対して,J.ロビンソン,N.カルドア,P.スラッファ,L.パシネッティらのポスト・ケインズ派(ポスト・ケインジアン)は新古典派に対する強力な批判を展開した。彼らの批判は,異質資本財を集計した新古典派の資本の概念を否定し,それと労働とのなめらかな代替を仮定するマクロの生産関数を否定し,利子率と資本集約度との一元的関係を否定することに向けられた(資本論争)。…

※「ポスト・ケインジアン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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