ポックリ病(読み)ぽっくりびょう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポックリ病
ぽっくりびょう

一見健康そうな、しかも体格、栄養ともに良好な比較的若年者の男性が、深夜から明け方にかけて特別の原因がなくて急死することがある。しかも、その際にうめき声をあげることが多いといわれている。これがポックリ病、または青壮年急死症候群とよばれるものである。このポックリ病は、異常死体を多数剖検している東京都監察医務院で最初にいいだされたもので、外国では、フィリピンの田舎(いなか)でバングングットbangungutとよばれているものがこれに該当するともいわれている。剖検所見では、とくに死因となるような異常が認められないのが特徴で、自律神経失調、脳機能障害、ホルモン失調などの原因があげられるが、まだ定説はない。最近では、酸欠による心筋の壊死(えし)によるという説も報告されるようになった。[船尾忠孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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