コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ポップ・アート pop art

翻訳|pop art

世界大百科事典 第2版の解説

ポップ・アート【pop art】

1960年代前半,おもにニューヨークを中心に展開した,戦後美術の大きな運動のひとつ。マス・メディアによるマス・コミュニケーションを特色とする大衆消費情報社会は,60年代に高揚期を迎えたが,一群の美術家たちは,広告デザイン,量産品,写真,テレビの映像などを主題とし,制作方法もシルクスクリーンなどのマス・メディアの方法を援用して,大衆社会の〈イコン〉をあっけらかんと華麗に表出し,ポップ・アートの全盛期を築きあげた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のポップ・アートの言及

【アメリカ美術】より

…これには激しい動きを画面に投入したアクション・ペインティングの一派(J.ポロック,W.デ・クーニング,クラインFranz Kline(1910‐62)ら)と,平面的な色面によるカラー・フィールド・ペインティングColor‐Field Paintingの流れ(M.ロスコ,ニューマンBarnett Newman(1905‐70),スティルClyfford Still(1904‐80),ラインハートAd Reinhardt(1913‐67)ら)があり,両者とも巨大なキャンバスをいっぱいに使った衝撃的な絵画を創造した。 40年代後半から50年代半ばごろまでが抽象表現主義絵画の全盛期だったが,クライン,ポロックの相つぐ死去および抽象表現主義絵画そのものが抱えていた問題によって50年代末から崩壊し,代わってポップ・アートと新抽象(ポスト・ペインタリー・アブストラクションPost‐Painterly Abstraction)の二つが現れる。個人的な主観主義の袋小路に入りこんだ抽象表現派の行きづまりを批判的に乗り越えようとしたのがこの世代で,彼らは抽象表現派が一時的に結びつけたシュルレアリスムとキュビスムを元の姿に解体し,そのうえで時代に対応する新しい方向をさぐった。…

【イギリス美術】より

…特にF.ベーコンは現代の不安や恐怖,悲劇を独特のデフォルメと色彩によって表現し,現代イギリスの最も注目すべき画家の一人となった。戦後のイギリスはまたアメリカに先んじて1955年ころからポップ・アートを生み出した。その代表的作家にはハミルトンRichard Hamilton(1922‐ ),ブレークPeter Blake(1932‐ ),パオロッツィEduardo Paolozzi(1924‐ ),ジョーンズAllen Jones(1937‐ ),ホックニーDavid Hockney(1937‐ )らがいる。…

※「ポップ・アート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ポップ・アートの関連キーワードリバーズ(Larry Rivers)ジョーンズ(Allen Jones)ニューシックスティーズ・ルックジェームズ ローゼンクイストパトリック コールフィールドクレス・T. オルデンバーグエデュアルド パオロッツィマス・コミュニケーションリチャード リンドナーR. リクテンスタインジャスパー ジョーンズデヴィッド ホクニートム ウェッセルマンアンディ ウォーホルピーノ パスカーリアレン ジョーンズジョー ティルソンジョージ シーガルアッサンブラージュリチャード スミス

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ポップ・アートの関連情報