ポリクロロプレン

精選版 日本国語大辞典 「ポリクロロプレン」の意味・読み・例文・類語

ポリ‐クロロプレン

〘名〙 (polychloroprene) クロロプレン重合体単独、あるいは共重合体とし、合成ゴムとして用いられる。耐候性、耐油性にすぐれ、天然ゴムよりも燃えにくい。油用ホース、ベルトなどに用いられる。

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デジタル大辞泉 「ポリクロロプレン」の意味・読み・例文・類語

ポリクロロプレン(polychloroprene)

クロロプレン重合体合成ゴムの一で、耐油性・耐熱性・耐老化性・耐オゾン性にすぐれ、油用ホース・パッキング・ベルトなどに用いられる。商標名はネオプレン

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化学辞典 第2版 「ポリクロロプレン」の解説

ポリクロロプレン
ポリクロロプレン
polychloroprene

クロロプレンCH2=CCl-CH=CH2高重合体.ペルオキソ-硫酸カリウム触媒として乳化重合によって得られる.普通,80% 以上がトランス-1,4構造を有する.trans-1,4-ポリクロロプレンは密度1.65 g cm-3(25 ℃,結晶),1.23 g cm-3(25 ℃,非晶).結晶の融点 Tm = 80 ℃,ガラス転移温度 Tg - 47 ℃,θ溶媒メチルエチルケトンである.合成ゴムとして利用されている.[CAS 9010-98-4]

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポリクロロプレン」の意味・わかりやすい解説

ポリクロロプレン
ぽりくろろぷれん
polychloroprene

クロロプレンCH2=CClCH=CH2の重合体(ポリマー)で、代表的な合成ゴムの一つ。1931年アメリカのデュポン社からデュプレンDupreneという商品名で市販され、ついでネオプレンNeopreneと改称された。

垣内 弘]

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