ポルドペ(英語表記)Port-de-Paix

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポルドペ」の意味・わかりやすい解説

ポルドペ
Port-de-Paix

西インド諸島中部,ハイチ北西部の都市。首都ポルトープランスの北北西約 170km,大西洋にのぞむ港湾都市沖合いにあるトルチュ島からイギリス人によって追放されたフランス人海賊が 1665年建設。 79年最初の黒人奴隷反乱が起った町として知られる。一時は植民地の首都となり,19世紀に繁栄したが,1902年大火によってほぼ全壊。現在コーヒー,バナナ,サイザルアサ,タバコ,イネ,カカオなどの栽培が主産業で,港はそれら農産物の積出港となっている。漁業も行われる。人口1万 7633 (1982推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android