マイェロバー(読み)まいぇろばー(英語表記)Marie Majerová

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マイェロバー」の意味・わかりやすい解説

マイェロバー
まいぇろばー
Marie Majerová
(1882―1967)

チェコスロバキアの女流小説家。3歳で父を失い、苦しい少女時代を炭鉱町クラドノで送り、しだいに社会主義運動に参加し、のちに共産党員となる。若い娘の内面的成長を描いた長編『一番美しい世界』(1923)、チェコのプロレタリア小説の代表作『サイレン』(1935)、『鉱夫バラード』(1938)のほか旅行記や『女ロビンソン』(1940)など多くの童話がある。

飯島 周]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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