マイケルソンの干渉実験(読み)まいけるそんのかんしょうじっけん

世界大百科事典(旧版)内のマイケルソンの干渉実験の言及

【干渉】より

…ヤングのあと,いろいろの干渉実験が行われて,その結果として光が波と考えられるようになった。その一例として,A.A.マイケルソンの干渉実験がある。これは,光源から出た光を,45度に傾いている半透明鏡を用いて,半分を反射,半分を通り抜けるようにし,反射した光と透過した光をそれぞれ鏡で反射させて元の道をもどしてスクリーン上に重ねるもので,二つの光が通る距離の差が半波長の偶数倍のとき明るく,奇数倍のとき暗い干渉縞が生ずる(この方法による干渉計はマイケルソン干渉計と呼ばれている)。…

【マイケル付加】より

…1887年ドイツの化学者マイケルA.Michaelは,ケイ皮酸エチルとマロン酸ジエチルをナトリウムエトキシドNaOC2H5の存在下で反応させ,式に示すような付加物を得た。このように,活性メチレン化合物が塩基触媒の存在下で求電子性オレフィンに共役付加する反応をマイケル反応と呼ぶ。合成的には,C-C結合形成反応としてきわめて重要であり,この種の反応は非常に多い。現在では活性メチレン化合物に限らず,アニオノイド試薬(グリニャール試薬,シアン化物イオンなど)がα,β‐不飽和エステル,共役ニトロオレフィン,α,β‐不飽和ニトリルなどに共役付加する反応を総称してマイケル付加反応と呼ぶことが多い。…

※「マイケルソンの干渉実験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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