日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
マイヤー(Sabine Meyer)
まいやー
Sabine Meyer
(1960― )
ドイツの女流クラリネット奏者。シュトゥットガルトで学んだのち、ハノーバーで名手ハンス・ダインツァーHans Deinzerに師事、1979年ボンで行われたドイツ音楽コンクールに入賞して名をあげた。81年バイエルン放送交響楽団の第一クラリネット奏者。翌年カラヤンからベルリン・フィルハーモニーに呼ばれたが、楽員の反対で入団は実現せず、話題となった。83年(昭和58)初来日。その響きは群を抜いて美しく、独奏者、室内楽奏者としての大成を強く印象づけた。80年代末からは、ザビーネ・マイヤー管楽アンサンブルのリーダーとしても活躍。
[岩井宏之]
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