マザーボードのサイズ(読み)まざーぼーどのさいず

ASCII.jpデジタル用語辞典 「マザーボードのサイズ」の解説

マザーボードのサイズ

従来マザーボードのサイズには2種類の標準があった。1つはIBM PC/XTで採用されたマザーボードで、ベビーATサイズと呼ばれる。大きさは幅22cm、奥行き30.5cmである。もう1つはIBM PC/ATのマザーボードで、フルサイズと呼ばれる。こちらの大きさは幅30.5cm、奥行き35cmぐらいだ。ベビーATサイズとフルサイズでは、ネジ穴や拡張スロット、キーボードコネクター位置はほぼ同じである。ただ、ほとんどの場合フルサイズのマザーボードはミニタワーのケースには入らないので注意が必要だ。これら2つの標準に加えて、最近、ベビーATサイズの奥行きだけを短くしたマザーボードをよく見かけるようになってきた。これはVL-Busのコネクターがぎりぎり収まる大きさで、ほぼA4と同じサイズである。決まった呼称はないようで、ものによってサイズも微妙に違う。なお、大手メーカのPCは、ケースの小型化などで差別化を図っていることがあり、マザーボードの外形やねじ穴の位置などが標準とは違っている場合がある。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android