マックス ベルグマン(英語表記)Max Bergmann

20世紀西洋人名事典 「マックス ベルグマン」の解説

マックス ベルグマン
Max Bergmann


1886.2.12 - 1944.11.7
ドイツの生化学者。
元・カイザー・ヴィルヘルム皮革研究所所長。
チューリッヒ生まれ。
ミュンヘン大学ベルリン大学で学び、1920年ベルリン大学講師。カイザー・ヴィルヘルム繊維研究所化学部長を経て、’21年カイザー・ヴィルヘルム皮革研究所所長。ナチ台頭で渡米し、生涯ロックフェラー研究所で研究に従事。グルカールの構造を明確にしてαモノグリサライドの新製法を発見する。皮革研究所は蛋白質化学のメッカとなり、海外から多くの研究者を集め、’32年のカルボベンゾオキシ法等重要な研究を行う。他に’38年蛋白質中のアミノ酸配列の周期性を示すなどの研究がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android