マッケンジー山脈(読み)マッケンジーサンミャク

デジタル大辞泉 「マッケンジー山脈」の意味・読み・例文・類語

マッケンジー‐さんみゃく【マッケンジー山脈】

Mackenzie Mountainsカナダ北西部、カナディアンロッキー北端にある山脈。ユーコン準州東部からノースウエスト準州西部にかけて、約800キロメートルにわたって連なる。最高峰はキール山(標高2972メートル)。西側のユーコン川と東側のマッケンジー川の分水界を成す。山麓針葉樹に覆われ、金鉱山が点在南部に、世界遺産自然遺産)に登録されたナハニ国立公園がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「マッケンジー山脈」の意味・わかりやすい解説

マッケンジー[山脈]
Mackenzie Mountains

カナダ,ユーコン・テリトリー東部からノースウェスト・テリトリーズ西部へかけて走る山脈。ロッキー山系の一部。最高峰はキール・ピーク(2972m)。西側のユーコン川水系と東側のマッケンジー川水系の分水界となっている。山麓部は針葉樹林におおわれるが,山地大半ツンドラや高山植物帯で,一部に氷河が見られる。南西の山麓部一帯には,ドーソンをはじめ,いくつもの金山がある。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マッケンジー山脈」の意味・わかりやすい解説

マッケンジー山脈
まっけんじーさんみゃく
Mackenzie Mountains

カナダ北西部、ロッキー山脈の北端部にある山脈。ユーコン・テリトリーとノースウェスト・テリトリーズの境界部を北西―南東にわたり連なる。延長約800キロメートル。最高峰はキール山(2972メートル)。更新世洪積世)の氷河期に広く山岳氷に覆われてその侵食を受け、一般に険しい地形をみせる。標高約1000メートル以上の高い部分は高山ツンドラ地域となっている。

[大竹一彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マッケンジー山脈」の意味・わかりやすい解説

マッケンジー山脈
マッケンジーさんみゃく
Mackenzie Mountains

カナダ北西部,ロッキー山脈の北に続く山脈。ユーコン准州とノースウェスト准州マッケンジー地区の間を,北西から南東に約 800kmにわたり連なる。最高峰はキールピーク (2972km) 。主として古生層の堆積岩と深成岩から成る。

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