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マツヨイグサ(待宵草) マツヨイグサOenothera odorata; evening primrose

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マツヨイグサ(待宵草)
マツヨイグサ
Oenothera odorata; evening primrose

アカバナ科の多年草。南アメリカ,チリの原産江戸時代の末に日本に渡来し,当時は観賞用として庭に植えられたが,現在では逸出して各地にときおり自生しているのがみられる。茎は直立し,高さ 60~90cmで根出葉ロゼットをつくる。葉は互生し線状披針形でまばらに鋸歯がある。5~8月頃,葉腋に黄色の4弁の花を1個ずつつける。花は夕方開き翌朝には紅色に変ってしぼむ。 蒴果は4裂し,裂片は多少巻く。

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世界大百科事典 第2版の解説

マツヨイグサ【マツヨイグサ(待宵草) Oenothera stricta Ledeb.ex Link】

アカバナ科の越年草(イラスト)。南アメリカのチリ原産。1851年(嘉永4)ころ,日本に移入され観賞用に栽培されていたが,大正時代以後,北海道を除く暖帯地方の各地に野生化した。花は黄色,夕刻に開き,翌朝しぼんで紅色になる。 竹久夢二が1912年に発表した〈待てど暮らせど来ぬ人を宵待草(よいまちぐさ)のやるせなさ……〉の歌詞は有名であるが,正しくは待宵草とすべきものであった。 茎は高さ30~90cm,上方でまばらに分枝し,葉は多数が互生し,披針形,無柄,中肋は白色で縁にあらい鋸歯がある。

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世界大百科事典内のマツヨイグサ(待宵草)の言及

【ツキミソウ(月見草)】より

…メキシコ原産で,日本には嘉永年間(1848‐54)に渡来したといわれるが,現在ではほとんど栽培されていない。一般にいうツキミソウは本種ではなく,同属の帰化植物として広く分布する黄色花のマツヨイグサやオオマツヨイグサを誤称していることが多い。 高さ60cmぐらいとなり,まばらに分枝する茎を直立し,あらい鋸歯のある披針形の葉を互生する。…

※「マツヨイグサ(待宵草)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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