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マリア[ベタニアの] Mary of Bethany

世界大百科事典 第2版の解説

マリア[ベタニアの]【Mary of Bethany】

新約聖書中の人物。《ルカによる福音書》10章38節以下で姉のマルタとは対照的に〈主の足下にすわって,御言に聞き入る〉女性として登場する。《ヨハネによる福音書》11章と12章1~11節では,兄弟のラザロとともにベタニアの住人であり,イエスの足に高価な香油を塗る。この物語を《ルカによる福音書》7章36節以下は,ある匿名の遊女の行為として述べるが,この女が一方で同じ前歴を持つと考えられたマグダラのマリアと同一視され,他方でベタニアのマリアと同一視されたため,元来別個の2人のマリアが混同される結果となった。

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