マリヤ スピリドーノワ(英語表記)Mariya Aleksandrovna Spiridonova

20世紀西洋人名事典 「マリヤ スピリドーノワ」の解説

マリヤ スピリドーノワ
Mariya Aleksandrovna Spiridonova


1884 - 1941
ソ連(ロシア)の革命家,左派エス・エル党指導者。
タンボフ県生まれ。
タンボフ県の貴族の娘として生まれた。看護婦養成所の在学中にエス・エル党に入党し、1906年に農民運動を抑圧していた将軍ルジェノフスキーを狙撃し暗殺した。死刑判決を受けたが、終身刑に減刑される。’17年に二月革命が起こりその際に解放され、ペテルブルグでエス・エル党左派の中心となり、十月革命を支持し、最高指導部の一人となった。’18年の7月に起こったエス・エル反乱によって逮捕され、裁判の末禁錮刑となり地下活動を行っていたが、政治活動の自由を奪われ、’25年以後は追放となり、辺境で生活した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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