マルチトール

デジタル大辞泉 「マルチトール」の意味・読み・例文・類語

マルチトール(maltitol)

低カロリー甘味料の一種でんぷん原料麦芽糖マルトース=maltose)から作る。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「マルチトール」の解説

マルチトール

 C12H24O11 (mw344.31).

 マルチットともいう.マルトースを高圧水素添加して還元して製造する.グルコースソルビトールが結合した糖アルコール.低エネルギー甘味料として使われる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマルチトールの言及

【甘味料】より

…アミノ酸が3個つながったアスパルテームというペプチドがひじょうに甘いが,合成甘味料に属する。(3)糖アルコール 糖のアルデヒド基がアルコール基となったもので,マルチトール,ソルビットなどがよく用いられる。消化吸収されないので低カロリー甘味料として利用されている。…

【麦芽糖】より

…このほか医薬では,インシュリンを必要とせずに吸収消化され,かつグルコースの2倍濃度の等張液が作れることから,糖尿病患者用,手術中・手術後の患者の静脈注射用補糖液としても使われている。麦芽糖は,還元して還元麦芽糖(マルチトール)として低甘味剤としても広く使われている。純粋な麦芽糖の工業生産は,日本において初めて行われたものである。…

※「マルチトール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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