マンガ・アニメ海賊版対策協議会(読み)まんがあにめかいぞくばんたいさくきょうぎかい

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マンガ・アニメ海賊版対策協議会
まんがあにめかいぞくばんたいさくきょうぎかい

マンガの出版社とアニメ関連会社が国内外における海賊版に関する情報を横断的に共有し、その実態調査や対策を講じるために発足した協議会。経済産業省が呼びかけ、2013年(平成25)7月に15社が参加して設立された。事務局は一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)が務める。
 国が推進するクールジャパン戦略では、とりわけ日本のマンガ、アニメ産業は主要な成長産業として位置づけられているが、おもにインターネットにおける知的財産権侵害が深刻な状態にあり、海外展開の大きな障害になっている。経済産業省が2013年に実施したコンテンツ海賊版対策調査によると、アメリカのオンラインで違法に入手されたマンガとアニメの海賊版による被害額は推計2兆円に上っており、ヨーロッパや東アジア地域を含めた被害額は膨大な額になるとみられる。海賊版が横行するサイトに対する侵害対策を官民が一丸となって推進する必要があり、同時に、これまで海賊版を見ていたファンが、本物のコンテンツを楽しめるように正しい入手方法へ誘導する普及啓蒙活動が重要となる。2014年8月には業界横断的な初の海賊版対策として、MAG(Manga-Anime Guardians)PROJECTが実施された。具体的には8月から12月までの5か月間にわたり、マンガ約500作品、アニメ約80作品を対象に、配信されている海賊版に対して一斉に削除を要請し、これと並行して日本のマンガ、アニメの正規版サイトへ誘導するリンク集サイト「Manga-Anime here」を開設した。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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