マーガレット ドラブル(英語表記)Margaret Drabble

現代外国人名録2016 「マーガレット ドラブル」の解説

マーガレット ドラブル
Margaret Drabble

職業・肩書
作家

国籍
英国

生年月日
1939年6月5日

出生地
シェフィールド

学歴
ケンブリッジ大学ニューナム・カレッジ卒

資格
米国芸術文学アカデミー外国名誉会員〔2002年〕

受賞
ルーウェリン・リース記念賞〔1966年〕「碾臼」,ジェームズ・テイト・ブラック記念賞〔1967年〕「黄金イェルサレム」,E.M.フォスター賞〔1973年〕,金のペン賞〔2011年〕

経歴
大学では奨学生として英文学を学び、最優等で卒業演劇に興味を持ち、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)の女優となるが間もなく退団。この頃から創作活動を始め、1963年に処女長編「夏の鳥かご」を発表。’65年未婚の母の妊娠・出産を描いた「碾臼」で一躍人気作家となり、この作品は「愛のふれあい」として映画化され、フェミニズムに影響を与えた。’79年創作を一時停止。この間2度の結婚、3人の子育てを経て、’87年「The Radiant Way」で創作再開。現代社会の諸問題をSF的手法で描き、その行方を考えさせるなど斬新な作品を多く書く一方評論の分野でも活躍。「オックスフォード版英文学辞典」の’85年改訂版から編者を務める。他の著書に「黄金のイェルサレム」(’67年)、「針の眼」(’72年)、「氷河時代」(’77年)、「A Natural Curiosity」(’89年)などがある。姉はブッカー賞受賞作家のA.S.バイアット。’90年来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「マーガレット ドラブル」の解説

マーガレット ドラブル
Margaret Drabble


1939 -
英国の作家。
シェフィールド生まれ。
大学を首席で卒業。1963年長編小説「夏の鳥かご」で作家生活に入る。彼女の小説は教養小説風の主題を常に追求し、新鮮な風俗小説的衣装の中で、知的な現代女性が既成モラルに反抗し、苦しい試行錯誤の果てに、現実重みを確かめるというものである。姉は「ゲーム」の著者バイヤット,A.S.で、作品は「黄金のエルサレム」(’67年)、「滝」(’69年)など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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