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ミキサダイオード(英語表記)mixer diode

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミキサダイオード
mixer diode

2つの周波数を混合してそれらの和または差の周波数を取出すのに用いるダイオード。非線形理論によれば,ある周波数の電気信号を非線形素子に加えると,その整数倍の周波数をもつ信号が現れる。また,2つの信号を非線形素子に加えると,それぞれの周波数の整数倍の和 (または差) に等しい周波数の信号が数多く現れる。入力および出力回路に適当なフィルタをつければ,所望の信号だけ,たとえば2つの入力周波数の和または差の信号のみを取出すことができる。つまり,周波数 fs の信号を受信したとき,受信器内で f0 の周波数を発生させて両者を混合すると,fs±f0 の周波数の信号が得られることになる。この装置を周波数混合器 mixerまたは周波数変換器という。そのために用いる非線形素子とは,電圧と電流とが通常の抵抗やコンデンサのように比例 (直線) 関係にないものであって,電子管やトランジスタの非直線部分が用いられる。また,p-n接合ダイオードも大きな非線形性を有するので,高い周波数帯における混合に用いられる。このダイオードをミキサダイオードと呼ぶ。金属と半導体とを接触させたショットキーダイオードは混合器用としてすぐれた性能をもっている。

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