ミス・ワカナ(1代目)(読み)ミスワカナ

20世紀日本人名事典 「ミス・ワカナ(1代目)」の解説

ミス・ワカナ(1代目)
ミスワカナ

昭和期の漫才師



生年
明治44(1911)年

没年
昭和21(1946)年10月15日

出生地
鳥取県鳥取市

本名
河本 杉子

別名
コンビ名=ミスワカナ・玉松一郎

主な受賞名〔年〕
上方芸能人顕彰(平11年度)〔平成12年〕

経歴
大正8年漫才師の2代目河内芳春に入門、河内家小芳を名乗る。のちミス・ワカナと改め、無声映画伴奏ドラマーだった玉松一郎と結婚、ワカナ・一郎のコンビを結成し、吉本興業に所属した。昭和14年新興キネマ演芸部に引き抜かれ、以来「ワカナ放浪記」「わらわし隊」など多くのヒット作で人気を博す。19年に玉松一郎と離婚したが、コンビはそのまま続けられ、女性上位漫才の典型を確立したといわれている。平成9年大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)の上方演芸の殿堂入りを果たす。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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