ミュンヘン演説

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ミュンヘン演説

2月10日、ドイツ・ミュンヘンで開かれた安全保障に関する国際会議で、プーチン大統領は米国単独行動主義を「何の問題も解決せず、人類に新たな悲劇と緊張をもたらした」と激しく批判。「国際紛争の解決で軍事力行使を正当化できるのは国連憲章だけだ」とし、NATO欧州連合(EU)単独の軍事力行使を改めて否定した。米国によるミサイル防衛システムの欧州配備の動きも「新たな軍拡につながる」とし、核軍縮への米国の取り組みの鈍さも批判。その上で、米ロが全廃した中距離核のロシア再配備を検討する可能性を示した。さらにNATOの東方拡大も「欧州の安全と関係のない重要な挑発要素だ」と非難し、「欧州大陸に新たな分断線、壁が現れており、その壁を崩すのには数世代かかるかもしれない」と警告した。

(2007-03-30 朝日新聞 朝刊 2外報)

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