ミラノの五日間(読み)みらののいつかかん

世界大百科事典(旧版)内のミラノの五日間の言及

【カッターネオ】より

…1839‐44年科学・文化に関する雑誌《ポリテークニコ》を主宰。48年3月〈ミラノの五日間〉と呼ばれる有名な反オーストリア蜂起では,〈戦争協議会〉の代表者として指導的役割を果たした。しかしオーストリアに対する軍事的勝利が確定し,臨時政府が樹立されると,サルデーニャ王国の介入に反対する彼の立場は少数派に転じた。…

【48年革命】より

…フランスの二月革命,ドイツの三月革命を含み1848‐49年にヨーロッパ全体に同時多発的に起こった革命を総称して48年革命あるいは1848年革命と呼ぶ。個別の諸革命もそれぞれ48年革命と呼ぶこともあるが,48年革命と呼ぶときにはとくに革命の全ヨーロッパ的性格が強調されている。
[48年革命の歴史的意味]
 48年革命の全ヨーロッパ的性格は当時のヨーロッパの政治的経済的背景から説明できる。フランス革命と48年革命の間の時期を〈二重革命の時代〉(ホブズボーム)と呼ぶように,この時期は資本主義的経済体制の発展を象徴するイギリス,フランスの産業革命と依然として大きな影響力を持っていたフランス革命の理念によって規定されていた。…

※「ミラノの五日間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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