コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ムタナッビー ムタナッビー al-Mutanabbī

4件 の用語解説(ムタナッビーの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムタナッビー
ムタナッビー
al-Mutanabbī

[生]915. イラククーファ
[没]965.8. ダイル・アルアークル
アラブの詩人。本名 Abū al-Tayyib Aḥmad ibn Ḥusain。ムタナッビーは「預言者と称する男」という意味のあだ名。水運び人の子として生れ,若い頃シリア砂漠遊牧民のなかに入り,生粋のアラビア語を学んだ。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ムタナッビー

アラブの詩人。イラクのクーファ生れ。シリア各地を放浪し,アレッポエジプトなどの宮廷で抒情詩をうたい,〈言葉の魔術師〉とされる,アラブ詩を代表する一人。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ムタナッビー【al‐Mutanabbī】

915‐965
アラブの詩人。比類なき言葉を操り,〈預言者を僭称する者〉の意であるムタナッビーの名で知られる。アラブの優越性を固く信じ,卓越したアラビア語の知識をもとに,華麗,雄渾な作風で各地を宮廷詩人として遍歴した。新古典主義の雄として名声を馳せ,現在でも信奉者が多いこの詩人も,剛直な性格が災いして終生,政敵に苦しめられ,生地クーファを振出しにシリア,エジプト,イラク,イラン等を転々とし,最後にバグダードに赴く際,ベドウィンに襲われて不慮の死を遂げている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ムタナッビー
むたなっびー
al-Mutanabb
(915―965)

アラブの大詩人。イラクのクーファに生まれ育ち、ダマスカス(シリア)で学んだが、砂漠の遊牧民のなかに入ってアラビア語の知識を深めた。詩作に疑問を抱き、政治活動に走って投獄されたこともある。ムタナッビー(自ら予言する者)とはこのころにつけられたあだ名である。釈放後アレッポ(シリア)の宮殿に招かれ、サイフッダウラ王の厚遇を得て多くの賛詩を捧(ささ)げたが、9年後には王と不和となり、エジプトへ逃れた。その後旅の途中で無頼の徒に殺害された。尊大で豪放無頼の生活を送ったといわれるが、その詩は知的で、不安の哲学やアラブ至上主義の思想もうかがわれる。[内記良一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ムタナッビーの関連キーワード操り浄瑠璃書き言葉・書言葉言葉を下ぐ言葉を尽くす泣き言・泣言ら抜き言葉書言葉泣言書き言葉《比類なきジーブズ》

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone