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ムハンマド・アブドゥフ Muḥammad ‘Abduh

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世界大百科事典 第2版の解説

ムハンマド・アブドゥフ【Muḥammad ‘Abduh】

1849‐1905
エジプトイスラム改革思想家ナイルデルタの小農の家庭に生まれたが,アズハル学院に学び,1877年アズハルで講じるほか,官吏・教員養成のため新設されたダール・アルウルームの教師ともなった。この間アフガーニーの思想的影響下で立憲運動に加わり,79年故郷に追放されたが,翌年カイロに戻って官報編集長となり,民族運動を支える指導的ウラマー一人としてアラービー運動に積極的に参加した。82年革命の敗北により逮捕され,国外追放となり,84年亡命先のパリでアフガーニーと協力して《固き結合》誌を刊行し,ムスリム世界への扇動に従事した。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のムハンマド・アブドゥフの言及

【サラフィーヤ】より

アフガーニーの政治的行動主義と結合したイスラム改革の要求も,サラフィーヤに支えられていた。サラフィーヤの思想の体系的展開は,ムハンマド・アブドゥフラシード・リダーによって与えられた。サラフを預言者の教友にのみ限定せず,より広くスンナ派イスラム発展期の伝統のうちにこれを求め,アシュアリーやマートゥリーディーらもサラフだとしつつ,サラフの合理的精神に沿ってシャリーア(イスラム法)のリベラルで柔軟・斬新な再解釈を示そうとしたムハンマド・アブドゥフに対し,ラシード・リダーは師の思想を厳格な正統主義の方向に転換していった。…

【利子】より

…擬制的たてまえとして所有権移転や買戻しを前提としていた質権の概念は,すでに不動産質の諸形態の展開の中でほとんど抵当に近接する形式をさえ生み出してはいたが,ヨーロッパの法典に基づく混合裁判所はいとも簡単にシャリーア(イスラム法)のリバー禁止の規定を乗り越え,抵当権の思想を確立してしまった。ムハンマド・アブドゥフは近代の現実に直面するそのファトワーにおいて,ムスリムも利子や配当を受け取ることができる場合について認定した。現代の〈イスラム経済〉論において,利子の問題は,私的所有権やザカートと並んで最も重要な争点の一つである。…

※「ムハンマド・アブドゥフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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