メッセンジャー RNA(読み)めっせんじゃーあーるえぬえー

世界大百科事典(旧版)内のメッセンジャー RNAの言及

【RNA】より

DNA上の遺伝情報に基づいてタンパク質を合成する過程で,種々の重要な役割を果たす。高等動植物からバクテリアまでのすべての細胞に存在し,その分子の種類はバクテリアについてさえ,1000種類程度は存在するが,機能的にはメッセンジャーRNA,リボソームRNA,転移RNAなどに大別できる。一部のウイルスには,遺伝子本体としてDNAの代りにRNAをもつものがあり,RNAウイルスとしてDNAウイルスから区別される。…

【DNA】より

…細胞が分裂する前にDNAは複製され,分裂後の二つの娘細胞は同じDNAを含む。また,DNAの遺伝情報は,メッセンジャーRNA(mRNAと略記)を通じて,タンパク質へと移されて発現する(図1)。生物の体を形づくっているのも,生物が生きてゆくための働きを担っているのも主としてタンパク質であるから,個々の生物の性質はどのようなタンパク質ができるかで決まる。…

※「メッセンジャー RNA」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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