世界大百科事典(旧版)内のモスクワ(巡洋艦)の言及
【航空母艦】より
… ソ連海軍は,戦後急速に海軍力を増強し,1970年代後半には従来の沿岸防備型から一変して海洋型大海軍へと躍進した。空母についても1967年にヘリコプター搭載巡洋艦モスクワMoskva(約1万6500トン)を建造し,続いて75年にはV/STOL搭載空母キエフKiev(約3万6000トン)を完成させている。
[空母の特徴]
空母にとってもっとも重要なことは,限られた飛行甲板においていかに効率よく安全に発着艦を行うかにある。…
【巡洋艦】より
…なお,ソ連のみは1952~56年ころ砲を主兵装とする第2次大戦型の巡洋艦を建造した。また67年にはヘリ巡洋艦helicopter cruiserとも称すべき1万6500トンのモスクワMoskva級を建造した。これは多数のヘリコプターを搭載する対潜水艦戦を主任務とする艦で,艦の後半分が飛行甲板になっており,特異な設計が世界の注目を浴びた。…
※「モスクワ(巡洋艦)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」