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モッラー・サドラー Mollā Ṣadrā

世界大百科事典 第2版の解説

モッラー・サドラー【Mollā Ṣadrā】

1571‐1640
十二イマーム派の神学者,哲学者,神秘主義思想家。〈神智学者の長Ṣadr al‐Muta’allihīn〉とあだ名された。十二イマーム派の神学とイブン・アルアラビーのワフダ・アルウジュード(存在の単一性論)および,スフラワルディーの〈東方照明哲学〉,そしてイスラム神秘主義とを総合させたペルシア・イスラム思想の完成者である。神秘主義修行道に基づいた長年の瞑想の結果,モッラー・サドラーは絶対者である神を〈輝ける真実在ḥaqīqa nūrānīya〉として観照する。

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世界大百科事典内のモッラー・サドラーの言及

【イスラム哲学】より

…このような十二イマーム派哲学の形成に寄与した人は,ミール・ダーマードMīr Dāmād(?‐1631)である。さらにモッラー・サドラーは,ミール・ダーマードの業績を引き継ぎ,これを完成の域に到達させたのである。十二イマーム派の教学の中の一部として生命を維持し続けたイスラム哲学の伝統は,近世のサブザワーリーSabzawārī(1778‐1878)によりさらに洗練・深化され,現代のアーシュティヤーニーĀshtiyānī(1921‐ )に受け継がれている。…

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