モトゥ語(読み)もとぅご

世界大百科事典(旧版)内のモトゥ語の言及

【オセアニア語派】より

…以下,メラネシア諸語,ポリネシア諸語も同様)では,ギルバート語,マーシャル語,ナウル語,トラック語,ポナペ語など十数の言語がこのオセアニア語派に属するが,チャモロ語(マリアナ諸島),パラウ語,ヤップ語はインドネシア語派に属する。メラネシア諸語では,モトゥ語(ポート・モレスビー周辺),トライ語(ラバウル周辺),ハリア語(ブーゲンビル島),南エファテ語(バヌアツ共和国ポートビラ周辺),デフ語(ローヤルティ諸島リフ島),フィジー語Fijianなど数百の言語がやはりこの語派に属するが,ニューギニア島の内陸部と南岸部に分布する多くの言語はアウストロネシア語族にも属さない。ポリネシア諸語は,ハワイ語,タヒチ語,ラパヌイ語(イースター島),マオリ語(ニュージーランドなど),サモア語,トンガ語などすべてがこの語派に属する。…

【パプア諸語】より

…たとえばワームStephen A.Wurmは12%を共有すれば分類学の〈門phylum〉を形成するとして,ニューギニアを東西に横断する〈中央ニューギニア大語族〉を立てたが,その後修正を受けた。パプア諸語の言語的特徴は一様ではないが,すべてに共通する点として語順は主語―目的語―述語となり,周辺のアウストロネシア語族の言語のなかでもトバティ語,モトゥ語などはこの語順の影響を被って本来の主語―述語―目的語の語順をパプア型に変えてしまった。【崎山 理】。…

※「モトゥ語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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