モバイルWiMAX(読み)モバイルワイマックス

デジタル大辞泉 「モバイルWiMAX」の意味・読み・例文・類語

モバイル‐ワイマックス【モバイルWiMAX】

mobile WiMAX》高速無線通信ネットワークの規格WiMAXを、高速移動中でも通信できるよう拡張したもの。2005年にIEEE米国電気電子学会)で承認された標準規格IEEE 802.16e通称。使用周波数帯は2.5~6ギガヘルツ、最大伝送速度は約75Mbps。基地局より約2~3キロメートル以内での無線通信、および時速120キロメートル程度の移動速度でもインターネット接続が可能。次世代の無線ブロードバンド通信の規格の一つとして注目されている。

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IT用語がわかる辞典 「モバイルWiMAX」の解説

モバイルワイマックス【モバイルWiMAX】

モバイル向け無線通信の標準規格。2005年、IEEE(アイトリプルイー)により承認。使用周波数帯は2~6GHz、伝送速度は最大75Mbps程度で、時速120kmの移動速度でも通信が可能。次世代のブロードバンド無線通信を担う技術のひとつとされ、スマートフォンPDAノートパソコンなどによる利用が進んでいる。◇正式名称は「IEEE 802.16e(はちゼロにてんいちろくイー)」。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「モバイルWiMAX」の解説

モバイルWiMAX

無線でブロードバンドに近い通信速度を実現する、モバイル向けのネットワークシステムの規格。もとは固定設備向けのWiMAXという規格があり、それを移動体向けに拡張した。時速120kmでの移動でも基地局を中継しながら通信を継続できる。最大データ転送速度は75Mbps。国内では2009年にUQコミュニケーションズサービスを開始した。

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