モラバ川(チェコ)(読み)もらばがわ(英語表記)Morava

日本大百科全書(ニッポニカ) 「モラバ川(チェコ)」の意味・わかりやすい解説

モラバ川(チェコ)
もらばがわ
Morava

チェコ東部の川で、ドナウ川支流ポーランドとの国境に連なるスデティ山脈南斜面に発し、モラビアモラバ)地方を南流、支流のディイエ川と合流してからスロバキアオーストリアとの国境を流れ、スロバキアのブラチスラバ西約13キロメートル地点でドナウ川に流入する。全長365キロメートル、流域面積3万8900平方キロメートル。下流125キロメートルは航行可能。古来、ドナウ川流域地方とポーランドを結ぶ交通路をなし、流域にホドニン、オロモウツズリーンなどの主要都市があり、モラビア地方の重要河川となっている。

[三井嘉都夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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