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モロッコ独立運動 モロッコどくりつうんどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モロッコ独立運動
モロッコどくりつうんどう

モロッコが独立を確保するまで続いた民族運動。モロッコは 1912年3月フェス条約によりフランスの保護領とされ,北部は同年9月スペイン領となった。その直後から各地で反乱が起り,21年には北部に A.クリムに指導されたリフ族の反乱によってリフ諸族連合共和国が誕生。 25年フランスとスペインは大部隊を投入してこれを鎮圧したが,その後も武装反乱が続いた。 44年イスティクラル党が結成され,モロッコ人の主権回復運動がスルタンのムハンマド5世を押立てて展開された。 52年フランスはイスティクラル党を解散させ,53年8月スルタンを廃位,追放し,長老 M.イブン・アラファを新スルタンにすえた。しかし国内の反対が強く,55年武装蜂起が勃発。同年 11月フランスはムハンマド5世の帰国,復位を認め,56年3月2日の共同宣言でフェス条約廃止とモロッコ独立を承認。4月スペインもその保護領を手放し,モロッコ王国が正式に発足した。

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