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モンタギュー=チェルムスフォード改革 モンタギュー=チェルムスフォードかいかくMontagu-Chelmsford Reform

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モンタギュー=チェルムスフォード改革
モンタギュー=チェルムスフォードかいかく
Montagu-Chelmsford Reform

1919年に公布されたインド統治法に関する改革。第1次世界大戦突入以後,イギリスに協力したインドではインド国民会議派インド・ムスリム連盟が共同して自治権獲得に立上がり,16年頃から急速に反英機運が高まった。このような状況に対応して,17年8月イギリスのインド担当国務大臣 E.モンタギューは,イギリス政府がインド人の自治制度の拡大,責任政府の樹立を実現する旨を声明。翌 18年に彼はインド総督チェルムスフォード卿とともに作成,署名した報告書を発表。これに基づきイギリス政府は 19年新統治法を公布,21年実施した。この改革の特色は,これまでの極端な中央集権制を改め,州政府にある程度の権限を委譲し,また立法機関に直接制限選挙制を導入したことである。しかし保留議席の制度により,民族運動の主体であるヒンドゥー教徒が議席上いかなる場合にも絶対多数を得られないよう仕組まれていた。しかもイギリスの政治的・経済的支配権を代表するインド総督および総督が任命する州知事の権限が以前と変らず,州の自治とはいえ,地方民政関係に限定されていた。したがって,この改革以後もこの統治法に反対する民族運動の進展がみられ,結局,イギリスは 35年の統治法により,この改革を放棄した。

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