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モンテ・アルバン Monte Albán

世界大百科事典 第2版の解説

モンテ・アルバン【Monte Albán】

メキシコ,オアハカ州のオアハカ盆地にあるサポテカ文化の遺跡。先古典期と古典期においてメソアメリカの先進的文化をもつ都市としての地位を失わなかった。丘陵上に建設された都市には,大広場を中心に神殿群,天文台,球技場などが配置されている。また,随所に地下式墳墓がつくられた。念入りにつくられた墓室には壁画や彫刻が施され,当時の富のほとんどがここにおさめられている。【大井 邦明】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のモンテ・アルバンの言及

【アメリカ・インディアン】より

…前3千年紀に,高原の谷間にトウモロコシ,マメ,カボチャなどの栽培と採集・狩猟を組み合わせた生業が一般化し,前2千年紀には土器や小規模な祭祀建造物をもつにいたり,ベラクルス・タバスコ地方の森林低地では,巨大な石彫や土盛りのマウンドをもつオルメカ文化が発展していった。やがて小規模の灌漑を伴う農業が組織的に行われるようになり,西暦初頭から3世紀の頃,テオティワカン文化や,モンテ・アルバン(サポテカ文化)が成立,少しおくれて,マヤ文化が出現した。政治,宗教,工芸,商業での専門分化が進み,社会は階層区分が明確になり,石造の大神殿や宮殿,石彫,壁画,硬玉細工,金銀細工,美しい土器や織物が作られた。…

【オアハカ文化】より

…メキシコ,オアハカOaxaca州を中心に展開したサポテカ文化とミシュテカ文化をいう。サポテカ文化は,モンテ・アルバン遺跡を中心に,前7世紀ころオルメカ文化の影響を受けつつ誕生した。この初期サポテカ文化は〈踊る人〉と称する石彫からその性格の一部を知ることができる。…

【カソ】より

…メキシコの人類学者。オアハカ州のモンテ・アルバンの発掘,特に7号目の墓の発見者として著名。サポテカ,ミシュテカ,アステカ文明の研究に貢献し,土着の暦の研究も手広く行った。…

【ラテン・アメリカ美術】より

…オルメカ様式の影響により各地の地方的文化が開花するが,とくにオルメカ様式の影響は南部で強く,イサパ様式を経て古典期マヤ美術が導き出された。一方,高原地方ではテオティワカン文化モンテ・アルバンがそれぞれ独自の美術様式を発達させた。マヤ美術は後古典期(10~16世紀)になると衰えをみせるが,高原ではトルテカやアステカ,ミシュテカなどの諸様式が展開した。…

※「モンテ・アルバン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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