日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
モーズリー(Sir Oswald Ernald Mosley)
もーずりー
Sir Oswald Ernald Mosley
(1896―1980)
イギリスの政治家。陸軍士官学校卒業。1918年保守党下院議員となり、その後無所属を経て、1924年労働党に入った。将来の指導者とみなされ、1929年マクドナルド内閣のランカスター公領相に就任したが、失業救済策がいれられなかったために1930年辞任、1931年脱党して新党(ニュー・パーティー)を結成、これが1932年イギリス・ファシスト連盟となった。以後イギリスのファシズム運動の中心にたち、第二次世界大戦中は投獄された(1940~1943)。戦後もその活動を続けた。
[木畑洋一]