世界大百科事典(旧版)内のヤエヤマアオキの言及
【アカネ(茜)】より
… アカネ科には多くの有用植物がある。薬用としてはトコン(アメーバ赤痢の特効薬),ガンビールノキ(阿仙薬),カギカズラ(鉤を収れん剤にする),フタバムグラなどが利用され,染料としてはアカネの根,ヤエヤマアオキ,クチナシの実,チブサノキ(青・紫色染料)が,なめし皮染料や褐色染料としてはガンビールノキが使われる。またハクチョウゲ,アリドオシ,サンタンカ,ブバルジアなどを観賞用として栽培する。…
【ハナガサノキ】より
…屋久島,種子島,琉球,さらに中国南部,東南アジアに広く分布する。 ヤエヤマアオキ属Morindaは世界の熱帯に約80種が知られ,根に黄色色素モリンジンmorindinやアントラキノン類を含み,染料として利用される。沖縄以南の海岸に分布するヤエヤマアオキM.citrifolia L.(英名Indian mulberry)は小高木となり,集合果は白く,長さ4cm,内部が空胴となり水に浮き,海流によって散布される。…
※「ヤエヤマアオキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」