ヤジロウ

山川 日本史小辞典 改訂新版 「ヤジロウ」の解説

ヤジロウ

?~1551?

アンジロー弥次郎とも。日本人最初のキリシタン薩摩国生れ。貿易商だったらしいが,殺人の罪を犯し,ポルトガル商人アルバレスに助けられ出奔。1547年マラッカでザビエルに出会い,インドゴアの聖パウロ学院で学ぶ。48年5月受洗してパウロ・デ・サンタ・フェと称す。49年(天文18)ザビエルとともに鹿児島に上陸し,通訳・案内役を勤め,教理書を翻訳。ザビエルはヤジロウと出会って日本伝道を志したという。のちに再び出奔し,寧波(ニンポー)で殺害されたと伝えられる。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

百科事典マイペディア 「ヤジロウ」の意味・わかりやすい解説

ヤジロウ

アンジロー

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤジロウ」の意味・わかりやすい解説

ヤジロウ
やじろう

アンジロウ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android