ヤマハ発動機[株](読み)ヤマハはつどうき

百科事典マイペディア 「ヤマハ発動機[株]」の意味・わかりやすい解説

ヤマハ発動機[株]【ヤマハはつどうき】

1955年日本楽器製造から分離して設立ヤマハグループのなかの直系企業。二輪車製造業界では世界第2位を占める。1960年からはFRPモーターボートや船外機も生産。以後マリン関連製品や自動車エンジン,さらに発電機など特機事業,電動自転車,プール事業などにも多角化している。また海外展開も活発。本社静岡県磐田市,工場磐田,浜北新居など。2011年資本金856億円,2011年3月期売上高1兆2761億円。売上構成(%)は,二輪車70,マリン14,特機8,産業用機械・ロボット3,その他6。輸出比率は89%。

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世界大百科事典(旧版)内のヤマハ発動機[株]の言及

【オートバイ】より

…このころから,日本製オートバイがヨーロッパの国際レースで優勝するようになり,性能のよさが世界に認められるようになった。日本のメーカーは,72年以降,シェア順に本田技研工業,ヤマハ発動機(ヤマハの直系子会社),スズキ,川崎重工業の4社であるが,本田,ヤマハ,スズキの大手3社で90%余のシェアをもつ。また世界のオートバイ生産の過半を占め,2位,3位のイタリア,台湾を大きく引き離している。…

【ヤマハ[株]】より

…また戦時中兵器を製造していた工作機械を使って54年にオートバイを製作した。オートバイ部門は55年にヤマハ発動機(株)として独立した。楽器では59年に電子楽器エレクトーンを発表,スポーツ用品では同年強化プラスチック製のアーチェリーの量産に入った。…

※「ヤマハ発動機[株]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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