世界大百科事典(旧版)内のユスティニアヌス[2世]の言及
【鼻】より
…鼻は揶揄(やゆ)の表現にしばしば用いられるが,反カトリック感情が高揚していたジェームズ2世の時代(1685‐88)に,鶏などの鳥のしり肉を〈教皇の鼻〉などといったのはその一例である。 東ローマ皇帝ユスティニアヌス2世(在位,685‐695,705‐711)は部下の将軍レオンティウスに鼻を切られて追放されたが,ブルガリア人に支援されて再び帝位についた。彼は黄金でつくった鼻をつけ,血に飢えた復讐(ふくしゆう)政治を行ったので〈鼻切られ皇帝Rhinotmetus〉とあだなされたが,この金製のつけ鼻をみがくのはだれかを殺すことを決めたときだと恐れられた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」